自民党の現職で旧新潟2区選出の細田健一衆議院議員は、当選4回の実績を持ちますが、自民党内派閥の政治資金問題の影響が懸念されます。

「この新潟2区、皆様ご存じの通り大変厳しい、私にとってある意味大変つらい戦いになるだろう」

500万円以上の収支報告書への不記載があったとして党本部から『戒告』の処分を受けた4月に、「深刻な政治不信が引き起こされていることについて、心からお詫びを申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」と話していた細田さんが、逆風の中で迎える選挙戦でアピールしたいのは政権与党としての政策の実現力です。

「原子力発電所の再稼働や、農業の振興、あるいは震災の復興とか、それは口幅ったいようですが、私でないとできない仕事もたくさんあると思うので、一つ一つしっかりやらせていただく、そして結果を出していく…」

これまでの選挙と同様、原発の再稼働についても訴えますが、立地地域は新4区に。
金山の世界遺産登録に向け取り組んできた佐渡も自身の選挙区から外れ、今回の選挙戦にどう影響するか注目されます。

新たな選挙区での活動に、有権者の反応は「それほど悪くはない」と感じている細田さんですが…

「やっぱり、全般的に党に対するご不満の声はあると思うので、そこはちょっと難しさは感じているところ」