翌日、坂牧さんが向かったのは小千谷市にある吉谷小学校です。
この日の仕事は、子どもたちの先生。

【坂牧颯人さん】
「みんな夏休みの宿題やってきた?ちがう、ちがう…マッキー先生が出した宿題やってきた?」
学校の創立150周年を記念する式典で披露するため、児童はこの春から和太鼓の練習に励んでいます。

「太鼓はやっぱり楽しいと思ってたたかないと、お客さんに楽しいと思ってもらえない。楽しくやろう。間違えてもいいから、とりあえずにこにこすること!」
子どもたちが練習しているのは、地域の祭りでおなじみの曲。子どもたちには次第に笑顔があふれていきました。

【小学4年生】
―友達と一緒に太鼓たたくのはどう?「楽しいです」
【小千谷市立吉谷小学校 高田紀子校長】
「坂牧先生は山古志出身で、けがもなさって、一度夢が壊れかけたんだけど、そこを乗り越えて夢をかなえたというところで、キャリア教育としてもすてきな講師だと思っています。楽しい経験が将来、児童の豊かな人生につながると思います」