厚生労働省の研究班によりますと2022年時点で、65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は全国で443万人いると推計。高齢化が進むことで、2040年にはおよそ584万人に増える見通しで、高齢者のおよそ15%は認知症になると推計されています。

この認知症のおよそ6割が『アルツハイマー型認知症』と言われています。その進行速度は、発症した年齢によって変わります。

みどり病院 矢島隆二副院長
「若めに発症した人ほど進行は早く、お年を召して発症した人は進行が遅いことが多いです」

認知症が発症したとしても進行を遅らせるために運動することや社会的に孤立させないことが必要です。

矢島隆二副院長
「具体的に言うと有酸素運動。そして、社会的に孤立しない環境を作ること。運動と人との接点を作りやすいサービスが、介護サービスという立ち位置になります。介護サービスを使うことで、比較的どのような方でも孤立しないような運動が続けられるような環境がつくりやすいかなと思います」