9月は『世界アルツハイマー月間』です。65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は全国で440万人余りと推計されています。認知症の中でも、一番多いとされる『アルツハイマー型認知症』についてお伝えします。

みどり病院 矢島隆二副院長
「一番代表的な症状は物忘れ、記憶力の低下です」

新潟市中央区にある「みどり病院」の矢島隆二副院長は『アルツハイマー型認知症』について、直近の出来事を忘れてしまう症状が特徴だといいます。中でも注意が必要なのは『物取られ妄想』です。

矢島隆二副院長
「本人がどこかにしまった大切なものなどを、自身がどこにしまったか忘れてしまって、身近な家族が取ったんじゃないか、盗んだんじゃないかと疑ってしまう症状なんですけど、この症状が出たら家族の関係も悪化してしまうこともあるので、早めに医療機関に相談した方がいい。まずは家族だけで相談に行ってもよいと思います」