水難学会理事で、長岡技科大大学院の斎藤秀俊教授はこう指摘します。

「13日は、波がほぼ北から入り込んでいる。直江津の海岸は北向きですから、北から波が入ると、もろに影響を受けやすい海岸」
「台風が近づいているときなどに発生する波=うねりは、高さはないがエネルギーを持った波で、海岸に対して垂直に打ち付けると水難事故が発生しやすい」

12日午前には、海水浴客が流されたと思い救助に向かった70代の監視員の男性も死亡しています。

さらに10日には、福島県の7才の男子児童が死亡する事故も新潟県村上市の海水浴場で起きています。

10日も、13日も、「家族が目を離した数分間」が惨事を招いた形です。

長岡技科大大学院の斎藤秀俊教授は、「“目を離すな”だけでは駄目。お子さんと一緒に行動すること」と、海水浴での注意を改めて強調しています。