さまざまな備蓄品を備えた管理棟の眼前には、新潟市内では初めてとなる「団地内防災公園」が広がっています。

防災士 吉田理彩アナウンサー
「一見すると、普通の公園と変わりないですよね」

ダイア建設新潟 坂井亮太さん
「ですが、隠れたポイントがありまして…」

例えば、公園でよく見かけるベンチなのですが…

ダイア建設新潟 坂井亮太さん
「普段はベンチなんですけど、災害時は座るスペースを外すと“かまど”のような仕組みになっているんです」

災害時に“炊き出し”ができるほか、冬場には“暖をとる”こともできます。
さらに公園内では、テントを張ったり防災シェルターを作ったりすることも可能。

そして一番の特徴が…

ダイア建設新潟 坂井亮太さん
「団地にお住いの方はもちろんなんですが、周辺の方でしたり、いざというときには町内会の方にも貸し出しして幅広く使っていただける施設」

通常時はもちろん、災害時は周辺住民が避難場所として利用できるのです。

この日、公園で遊んでいた多くが、団地近くに住む住民でした。
「何かあったときに、こういう常に準備してある所があると安心」
「歩いても来られる距離なので、災害時はぜひ使ってみたいなと思います」

災害時、例えば自宅に被害はないけれども、
停電しているので充電だけしたい…
食事だけ炊き出しのお世話になりたい…
など、1つのコミュニティーが周辺住民の安心・安全に貢献する“新しいスタイル”として注目されています。

普段から普通の公園として利用することで、防災公園までの道のりや公園の様子もわかり、いざという災害時でも安心です。

こういった防災公園は、他にも新潟県内にもあるそうです。
皆さんもぜひ一度は足を運んでみてください。