河渡病院 若穂囲徹院長
「楽しく飲んでいるという人はほぼいなくて、とにかくつらさとか苦しさを紛らわすためとか、飲まないと耐えられないから飲んでしまうというのが病気の状態」

全国で推定100万人以上いるとも言われる『アルコール依存症』。
お酒に強い人、ストレスや不安を抱えやすい人がなりやすい傾向にあるといいます。

河渡病院 若穂囲徹院長
「薬代わりといいますか、眠れないからお酒の力を借りるとか、寂しいとか悲しいときにお酒で紛らわすとか、そういう飲み方が危険」

飲酒量を明確に把握するために有効な純アルコール量。ただ、お酒を飲むたびに計算するのはちょっと面倒ですよね。そこで注目したいのが…缶の裏側です。

大手ビール会社では、缶ビールや缶酎ハイなどのアルコール飲料に含まれている純アルコール量を商品やホームページに記載しています。

河渡病院 若穂囲徹院長
「現にお酒をたくさん飲んでいる人がいたら、それを半分に減らすだけで間違いなく効果がある。新潟県は米どころ酒どころで県民の生活に深くお酒が浸透しているということで、ゆっくりおいしいお酒を楽しむというのがいいんじゃないかなと」

なお純アルコール量は、1日に飲むお酒の許容量を示すものではありません。
自分に合った飲酒量を決めて、健康に配慮した飲酒を心がけることが大切です。