富岡製糸場の見学料金は大人が1000円。
歴史ある建物であるだけに保存や修復作業が必要で、その費用をまかなうためにも見学者数の確保は欠かせません。そんな中で市が取り組むのは…
【富岡市・富岡製糸場課 大崎渉課長】
「一度見た見学者が『また行ってみたい』と思ってもらえるように、新たな公開範囲を伸ばす」

敷地内には宿舎など100棟以上の建物がありますが、世界遺産に登録された当初、中に入って見学できるのは2つだけでした。
その後、整備が進められ新たに2か所加わり現在は4つの建物の内部が公開されています。
2020年にオープンした国宝「西置繭所」は、修復作業を進めながらもその様子を隠すことなくあえて公開していました。
現在も活用に向けて耐震や補修のための工事を進めている箇所があり、訪れるたびに新しい発見がある世界遺産を目指しています。
【茨城県から】
「3回目くらいですかね」
「西置繭所が修理工事が終わってから来るの始めてだったので非常にきれいになっていて感動しました」
【長野県から】
「新しく中も作っているようなところもあるので進化しているというか、また来たらまた変わったのが見られるのかなと」
さらに、目標はもう一つ…
【富岡市・富岡製糸場課 大崎渉課長】
「世界遺産であり国宝であり、国の重要文化財ではあるが、地元の皆さん、市民に身近に感じて頂くことが一番重要」