例年、正月三が日におよそ13万人の参拝客が訪れる弥彦神社では、地震が起きた元日にも多くの参拝客や観光客がいたのです。
弥彦村では震度4の揺れが観測され、村自体には大きな被害はなかったものの…
【弥彦村 防災むらづくり課 小林健仁課長】
「JR弥彦線が地震の影響で運行ストップし、弥彦駅や車内にも人が…」
「この指定避難所で帰宅困難者の方々に過ごしていただきました」
村では、指定避難所の1つである「弥彦村農村環境改善センター」を開放。
30人ほどの観光客がここで一夜を過ごしたそうです。

「飲料水や非常用食料、テントや寝袋を使ってもらい、携帯の充電器とかもご利用してもらいました」
ここで用意していたのは“村民分”の備蓄品ですが、観光客を受け入れたことで新たな課題が見えたそうです。
「いままで弥彦村にはあまり大きな災害がなかったこともあるし、観光客が『帰宅困難者』になってしまうことを、村として想定していなかった」
このため今後は、地元の村民以外にも、“観光客分の備蓄品”をどう備えるかについての検討も進めるそうです。