元日に発生した能登半島地震で被災し、営業を休止していた新潟市西区の韓国料理店が5月に移転オープンしました。一時は店を閉めることも考えた店主の背中を押したのは、お客さんの存在だったそうです。
移転オープンを翌日に控えた4月30日、韓国料理店『コッテジ』の丁倉元(チョン・チャンウォン)店長は、スープを冷凍させたり、料理の出し方をイメージしたり…、およそ4か月ぶりの営業準備に追われていました。

「最近寝られない。寝てるけど、ちょっとプレッシャーですよね。頭痛があったりね。オープンってこんなもんだっけという…。心的にすごく疲れますね」
韓国出身の丁さんはかつて、新潟の印象についてこう話していました。
「新潟、最初は付き合いにくいかもしれないと思ったけど、一度付き合って親しくなったり常連さんになると、すごくいいんですよお付き合いが。すごく心が温かい(2019年取材)」

人気メニューの一つが石焼きチーズタッカルビだという丁さんのお店『コッテジ』は、もともと西区大野にありました。
「末永くお店を続けたい」と話していたのですが…