ひとり息子の里都くんがチームに“帯同” 模索する“新たな働き方”
西東さんの息子・里都くんは夫の秀明さんとともに、機会があればホームゲームを観戦にやってきています。

4月21日もスタジアムを訪れた里都くんは、少し前に髪を切ってくれたという川澄奈穂美選手に抱かれて一緒に選手入場。この時に頭をなでていた園田瑞貴選手が今季初ゴールを決めるなど、AC長野パルセイロ・レディースを相手に4対1で勝利しました。
実は里都くん、今年2月の沖縄キャンプにも帯同しました。
練習前後、選手に遊んでもらったり、オフの日には一緒にお出かけしたり…
選手やスタッフが受け入れてくれたからこそ、新たなチャレンジができたと西東さんは振り返ります。
「何かにトライしようとすると『それ大丈夫?』とかネガティブな声が聞こえてきます。でも、私の性格上、あきらめたくないというか、できる方法を見つけたい。今回はクラブも監督も選手も受け入れてくれて、キャンプに里都を連れて行くことができて、チーム作りなどについて経験することができました。自分にとっても大きなプラスになったと思います」

西東さんの夫・秀明さんは「選手が近くにいるので、遊んでもらったりかわいがってもらっています」と話します。
そして、里都くんが母親の仕事場について行ったり、試合を見たりすることについては「なかなか子どももこうやって母親の仕事を見ることはできないと思いますし、ましてやトップチームのコーチという環境は貴重だと思います。私もそうですが、非常にいい経験をしていると思います」と話しました。