「子宮摘出や亡くなるケースも…」唯一ワクチンで予防ができる『子宮頸がん』

石沢内科胃腸科 箕浦恵副院長
「(定期検診を受けなければ)不正出血や変な色のおりもののようなものがでてきて初めてわかるが、その時期にはステージが進んでいることが多くて子宮摘出や、転移がしていると治療が追いつかず亡くなるケースもある」

子宮頸がんは唯一、ワクチンで予防できるがんですが、接種は十分に進んでいないのが現実です。青森市の大学生取材をすると…。

青森市の大学生
「受けていないです」

「打たなくてもいいかな」

「積極的ではない」

「打った方がいいとは思うけど、それと打ちに行くかは別」

「つい最近受けました。副作用を心配されていたけど、それより打つだけで(子宮頸がんに)ならないと確証されているのなら、そっちのほうがいい」

青森県内で、年齢別の推定接種率は2023年9月の時点で、17歳から19歳が3割台、そして23歳までが2割から3割台ですが、24歳からは9割以上と年代によりバラつきがあります。

その根本にあるのは、ワクチンを巡る歴史的な背景です。