全国で500人以上の患者が確認された弁当による集団食中毒で営業禁止処分となっていた青森県八戸市の弁当製造会社「吉田屋」の処分が4日、解除されました。吉田屋は6日から51日ぶりに営業を再開するとしています。

八戸市保健所・工藤雅庸所長(4日午後3時過ぎ)



八戸市保健所は4日、食品衛生上の危害を除去するまでの期間を予測することができないとして、9月23日に営業禁止処分としていた吉田屋の処分を解除したと明らかにしました。



この処分に先立ち、吉田屋は9月17日から営業を自粛していましたが、青森テレビの取材に対して、11月6日から営業を再開すると明らかにしました。営業再開は51日ぶりです。


八戸市は営業禁止処分を解除するにあたり、吉田屋から10月30日に衛生改善報告書の提出を受け、11月1日に保健所として立ち入り検査を実施していました。


吉田屋が製造した弁当を巡っては全国29都道府県で11月3日現在、554人の食中毒患者が確認されています。