JR東日本の新しい観光列車「ひなび(陽旅)」の車両が報道陣に公開されました。2023年12月にデビューして主に青森県と岩手県で運行される予定です。
岩手県の盛岡駅で11日、お披露目されたJR東日本の新しい観光列車「ひなび(陽旅)」。青森と岩手の自然を車窓から感じ「ぬくもりのあるゆったりとした旅」を楽しんで欲しいという思いを込めて名づけられました。「ひなび(陽旅)」はもともと2010年に東北新幹線の全線開業にあわせてデビューした「リゾートあすなろ」を改造したものです。
「リゾートあすなろ」は2023年8月に運行が終わるまで県内では津軽線や大湊線などで累計13万人以上が利用しました。今回の全面リニューアルではリゾートあすなろの時から人気が高かった大きな窓がついた展望室は「ひなび(陽旅)」でももうけられています。
また、座席でも広い窓から季節の移り変わりを楽しむことができるほか、グループ旅行でも気軽に利用できるように4人掛けと2人掛けのボックスシートが設置されています。
JR東日本盛岡支社地域共創部 小坂一将地域連携ユニットリーダー
「岩手と青森の両県をこの列車を使ってお客様に旅をしていただくための新しい列車で地域の皆様と一緒に作り上げたい、お客様と地域の方に愛される列車にしていきたい」
「ひなび(陽旅)」は主に青森県と岩手県で運行が予定されていて、12月23日に岩手県内を走行する臨時の団体列車としてデビューすることが決まっています。