青森県八戸市の弁当製造会社「吉田屋」の弁当を食べ、体調不良などを訴えている人が全国で相次いでいる問題について、八戸市保健所は23日、黄色ブドウ球菌(エンテロトキシンA型)及びセレウス菌(エンテロトキシン産生)による“食中毒”と断定しました。また、食品衛生上の危害を除去するまでの期間を予測することができないことから9月23日(土)から営業の全部について禁止を命じたということです。なお「吉田屋」に関しましては17日より営業を自粛しています。
「吉田屋」は23日午後5時過ぎに自社のHPを更新し、吉田広城社長のコメントを公開しました。「吉田屋」は今後、再発防止策などについて会見を開くとしています。
八戸市保健所は、21日までに連絡のあった食中毒患者数は21都県で270人と発表しました。患者は10歳未満から90代まで幅広い年齢層で、50代から90代が約6割を占めるとしています。八戸市保健所は、22日午前9時時点で全国の301人が体調不良を訴えているとしていて、今後、各自治体からの報告を受けて患者数を積み上げていくとしてます。
以下、21日までに八戸市保健所に報告のあった患者数の一覧です。
青森県:1人
宮城県:21人
山形県:1人
福島県:34人
茨城県:5人
栃木県:1人
埼玉県:32人
千葉県:7人
東京都:23人
神奈川県:8人
静岡県:81人
三重県:1人
兵庫県:5人
島根県:9人
岡山県:1人
広島県:1人
山口県:5人
香川県:1人
福岡県:25人
佐賀県:5人
大分県:3人
合計:270人