東京商工リサーチによりますと、温泉ホテルを経営する(有)十和田湖グリーンハイツ(青森県十和田市・資本金300万円)が12月12日に青森地裁十和田支部から破産開始決定を受けました。
負債総額は約1億3000万円にのぼると見られています。
1979年に設立した(有)十和田湖グリーンハイツは、温泉ホテル「奥入瀬グリーンホテルを経営。客室21室・露天風呂を備えるホテルは、国の特別名勝で天然記念物指定の奥入瀬渓流、東北有数の景勝地である十和田湖観光の拠点として利用されてきました。
しかし、近隣宿泊施設との競合から経営不振が続く中、2020年以降のコロナ禍で宿泊客数が大きく減少し経営が逼迫。
また、コロナ収束以降も客数が回復せず、2025年2月期の売上高は約2000万円にとどまっていたということです。
さらに物価高騰による人件費・食材費・エネルギーコストの高騰を受け、より一層厳しい経営を強いられる中、代表者の体調不良・後継不在により事業継続が困難となり、11月半ばで事業を停止していました。
破産開始決定は12日付け(青森地裁十和田支部)で、負債総額は約1億3000万円にのぼるとみられています。












