コロナ禍で習慣となったマスクの着用。その息苦しさなどから呼吸をするときに鼻ではなく口でする人が増えています。口呼吸をすることによる医学的なリスクとともにその対策を紹介します。

※ヤマダ歯科矯正歯科クリニック 山田淳一院長
「コロナ後に口呼吸の方が非常に増えるのではないのか心配されています。お子さんの中の3割ですね、口呼吸のお子さんが、全国的な調査なんですけれども3割くらいはいるという形ですね」

青森市のヤマダ歯科矯正歯科クリニックの山田淳一院長です。こちらのクリニックで今増えている口で呼吸をする人。街中で取材してみても、思い当たるという人は多くいました。

※街の人は
「どうしてもやっぱりマスクすると口呼吸になっちゃうよね」
「マスクとってると緊張する、人からの見た目を。なので口を閉めますけれど、マスクだと解き放たれて閉めないときがあって、口で呼吸しているかも」
「(Q口呼吸する子が増えていますが?)子供がそうみたいで、唇がガサガサになりやすくて、口呼吸していると自分でもしゃべってます」

口呼吸となる大きな原因の一つが、口の周りの筋力不足です。閉じる力が弱いので口が常にあいた状態になりやすいといいます。さらに、感染対策としてマスクを着用したとき、その息苦しさなどから鼻だけで呼吸できずに口呼吸もする人が多くいました。こうした口呼吸は、感染症にかかりやすくなるという医学的なリスクもあります。