きょうは青森県内各地で、気温が上がり14の観測地点で今年一番の暑さを観測しています。こうしたなか、いまの時期から気をつけなければいけないのが自動車のなかの子供や高齢者の閉じ込めです。

高気圧に覆われた県内、各地で朝からぐんぐんと気温が上がり、最高気温は三戸が29.8℃、五所川原が28℃などとなり、8つの地点で夏日となったうえ、今年一番の暑さとなったのは14地点にも上ります。
7月中旬並みの最高気温27.6℃を観測した弘前市では帽子をかぶって散歩にでかけた園児が額に浮かんだ汗をぬぐっていました。

※引率する先生は「きょうは暑いですね。水分を取らないと。暑いよね。後でみんなで飲もう」
この暑さも、これから日増しに厳しさを増していくことになります。そのさい、気を付けなければいけないことが…。

※青森市民「車の方がだいぶ暑い感じがします。もわっとした感じ」

※浅水友輝記者「30分ほど駐車していましたがシートもダッシュボードも熱く感じます」

こうした車の暑さ対策は、いまの時期から注意が必要です。こちらは、JAF=日本自動車連盟が気温が25℃に届かない日に駐車している車の車内の温度を計測した映像です。

温度は25℃からみるみる上がっていき、1時間後には軽乗用車が37.5℃、乗用車が43.5℃まで上りました。

※JAF青森支部 事業係 三橋一仁さん「太陽光の熱がダッシュボードに当たって温度が上がる。軽自動車でも普通車であろうが同じ形で捉えている」

JAFは去年、熱中症が発生しやすい5月から9月にかけて、青森県内で車に子どもが閉じ込められたという事案は16件あり、注意を呼びかけています。

※三橋さん「日陰だから大丈夫ではなく車に子どもや高齢者、ペットを放置しないようにしていただきたい」

夏本番を前に、身近な場所にひそむ危険にあらためて、気を配る必要がありそうです。