フグによる食中毒が発生しました。
病院に運ばれた男性は処理師の免許を持っておらず、知人が釣ったフグを自宅で調理して食べたということです。
県によりますと、県内に住む80代の男性は10月19日、自宅で自ら調理したフグを食べた後に麻痺や歩行が困難になる症状があらわれ、病院に運ばれました。
病院から連絡を受けた中南保健所は、医師から食中毒の届け出があったこと、男性の尿からフグ毒である「テトロドトキシン」が検出されたことなどから、フグによる食中毒と断定しました。
男性はフグ処理師の免許を持っておらず、知人が釣ったフグを食べたということです。
男性は現在入院していて、回復傾向にあるということです。
県内でフグによる食中毒は1976年から11件目で、これまでに4人が死亡しています。
県は、フグを釣っても免許を持っていない場合は家庭で調理しないよう呼びかけています。