新米の卸値が高騰しています。
コメの出荷団体と卸売業者が売り買いする際の価格を示す相対取引価格は、県産米の「まっしぐら」は前の年から45%高くなり、過去最高値となりました。

農林水産省が発表した今年産米の9月の相対取引価格によりますと、県産米「まっしぐら」は玄米60kgあたり3万6825円で、前の年の同じ時期と比べて1万円ほど高くなりました。率にして45%の上昇で、初めて3万円を突破しました。

また、「はれわたり」は前の年の記録はありませんが、玄米60kgあたり3万6572円でした。

業者間でのコメの集荷競争は、去年産に続いて今年産も激しくなったことなどで、県内でも農協などが生産者に仮払いする概算金は過去最高を更新していて、一部のスーパーでは5kgで5000円以上で販売されるなど影響が広がっています。