2026年1月末に青森県で開幕する、冬季国民スポーツ大会の競技会場の1つ「フラット八戸」についてです。リンクが結氷不足のため、水が浮き出る問題が起きていて、12月中にも改修工事を行うことが関係者への取材で分かりました。

「フラット八戸」は、通年型のアイスリンクですが地盤の凍結によってリンクの表面が盛り上がる現象が起きて、7月から3か月間、改修工事を行いました。

10月1日には工事を終え、今シーズンの営業が始まりましたがリンクの結氷が不十分で水が浮き出る新たな問題が断続的に発生し、10月上旬に開催されたジュニアのアイスホッケーの大会の一部が中止となるなどの影響が出ていました。

複数の競技関係者によりますと、リンクの中央を中心に水が浮き出て場所によっては氷の厚さが1cmほどと通常よりも薄くなっているということです。

フラット八戸では、2026年1月末に開幕する「あおもり国スポ」でアイスホッケーとフィギュアスケートの会場になっているため、関係者によりますと、12月中にも再び改修工事を行う日程で市などと調整に入っているということです。
フラット八戸は2020年4月に完成して以降、八戸市が市民の利用や教育活動として年間1億1000万円で2500時間分の利用枠を借り上げています。