4月13日から準まつり体制として開催されている『青森春まつり』。会場の1つとなっている青森市・合浦(がっぽ)公園内を彩るのはソメイヨシノを中心とした600本以上の桜。そして、約50店舗が軒を連ねる屋台です。新型コロナ対策が緩和され、園内での飲食も可能となった今年。合浦公園で出会える巨大な唐揚げの名物屋台をご紹介します。

■相内商店「鳥のからあげ」

行列のできる相内商店!

祭り期間中、特に週末には毎回長蛇の列ができるほど青森市民には有名で大人気の唐揚げ。それが「相内商店」の「鳥のからあげ」です。青森市民を虜にする理由は味もさながらその大きさで、まさにメジャー級です。

インパクトのあるこの大きさ!携帯電話よりも遙かに大きい骨付きの鳥もも肉の唐揚げは全長約20cmと規格外です!
その味は、外はカリカリで中は柔らかくとてもジューシー。少し濃いめの味付けの衣と鳥の旨味が一気に口の中に広がります!もちろんビールのお供にはピッタリですが、白いご飯にもいいかもしれません!

唐揚げの値段は1つ400円(取材当時)。注文が入ると特製のタレに付け込まれた鶏肉を店先に設置された巨大なフライヤーで豪快に揚げていきます!

店先は唐揚げのいい匂い!
カラッと揚がれば出来上がり!

店主にお話を聞いたところ相内商店は青森ねぶた祭りなどの青森市内で開かれるイベントに参加・出店していて、青森春まつりには40年近く前から毎年参加・出店しているということ。祭り期間中の休日の日中には中高生や家族連れなど20~30人ほどの行列もできるが、巨大な唐揚げにしっかりと火を通すためには、どうしても揚げるのに10~20分程度の時間がかかってしまうため自然に行列が出来てしまうのだという。しかし、待ってでも買いたいほどの味わいであることは間違いなく、それだけ価値のある青森を代表する屋台グルメです。

青森に来た際にはぜひご賞味あれ!!

4月30日まで行われている「青森春まつり」。今年は異例の早咲きだったため、「せっかく桜を見に観光に来たのに葉桜だった」という人も少なからずいるかもしれません。そんな時は「花より団子」と気分を変えて、ここでしか食べられない屋台グルメを楽しんでみるのはいかがでしょうか?