【大学生活を振り返って】自分が高校で描いていた大学の計画よりもすごくできすぎだと思っている。1万mだったら27分台、駅伝では箱根を走りたいと思って大学に入った。今振り返るとできすぎた大学生活だったと思います。

【大学生活で一番成長した点は】後輩には伝えたが気持ちが強くなった。青森山田高校時代はタイムが一番良かったけど、一つタイムが下の選手に負けていた。日ごろの練習で気持ちを強くして、それを自信に変えたら結果も出てきた。変わったところは気持ちの強さかな

【何が転機か】1年生の時の夏合宿ですね。駒澤大学の練習はきつかった。自分は1年の時からAチームで全部をやった。それが自信になった。きつい練習メニューの中でもすべてこなすことができたのはターニングポイントだったと思う

【世界選手権にも出場した】得たものは世界の選手との差。今の自分の現状は目に見えた。ただ思うように走れずに終わってしまったことで、大きなヒントを得ることはできなかった。次の世界陸上、ハンガリーでは同じように参加するだけではなく、勝負できる強さを持っていきたい

【世界選手権で感じたこと】悔しかった。ふがいないとも思った。せっかく舞台に立つ資格、チャレンジする挑戦権を得たのにただ参加するだけになったのが終わったのが非常に悔しかった。

【東京五輪を見てどう感じた】世界の上の選手は強いなと感じた。自分が目指していた舞台でもあったので(テレビで)見て悔しいなと思いました。自分もその舞台に立ちたいという思いは強くなった。その次のオレゴン(世界選手権)は絶対に立ってやろうという気持ちで切り替えた。

【来夏にはパリ五輪がある】1万mはパリまでやると決めているが1つ目標がある。パリまでに27分00秒の参加標準記録を切る。ポイントで行くのではなく日本人初の26分台を出して五輪に行きたい。あと1年ぐらいあるのでそこに向けて調整してタイムを切っていくというところを目標にしたい。

【五輪とはどういう舞台か】今は憧れというよりは目指さないといけない場所。世界陸上に出たので五輪出場は自分の陸上人生でほしいタイトルの一つ。立たなければいけない場所という認識はしています。

【卒業後はトヨタ自動車に入社】
実業団は自分の思い描いている練習だったり、海外に行って合宿もできるようになる。そういった環境を得ることで、自分の能力向上につながると思う。自ずと世界で結果を残すという目標も明確にかなえられるところまでいける。そこを目指してトヨタに行ってからもがんばっていきたいと思う。

【今後の意気込み】自分が目指していく場所は直近だとハンガリーの世界陸上。最終的にはマラソンもやりたい。パリまでは1万m。そしてマラソンで五輪に出場して結果を残すことが自分の陸上人生においての最終的な目標。

【色紙には「世界への挑戦」と記した】これから実業団に行く上で自分の目標は世界で戦って結果を残すことというのが目標。そういったところに挑戦したいという思いで書きました。

色紙には「世界への挑戦」