17日に青森県鰺ケ沢町で開幕するスノーボードのハーフパイプ全日本ジュニアに出場する青森市の小学生・一戸翼さんと優愛さんです。青森県勢でこの舞台に出場するのは2人だけ。兄妹に全国に挑む心境を聞きました。

自分の背丈と変わらないスノーボードを颯爽と乗りこなす2人。おそろいの黒のウエアを着こなす2人は11歳の一戸翼さんと、9歳の妹・優愛さん。青森市の小学校に通う兄妹です。ゲレンデがオープンする朝早くから日が沈むまで1日中、スノーボードに没頭しています。

※一戸翼 選手
「いっぱい高く飛んで着地もできたらおもしろい」
※妹・優愛選手
「ジャンプ台でストレートジャンプをするところ」


物心つく前から競技を始めた2人。きっかけはこの日もきょうだいとともにスキー場を訪れた父・佑輔さんでした。
※父・佑輔さん
「私が趣味を作りたいと思って道連れの形で一緒に始めた。息子・娘にはかなわなくなった。追い越してもらうのはうれしいこと」

青森市の自宅に飾られている賞状の数々。ジャンプ台や起伏のあるコースを滑り着順を決めるスノーボードクロスで実績を残し、昨シーズンからはハーフパイプにも挑戦しています。

※兄・翼選手
「ハーフパイプは壁が高いし、ジャンプして回らなければいけないからそこが怖い」

当初は恐怖心もありましたが、ジャンプで着地したときの達成感を味わううちに競技の虜に。今ではある選手のパフォーマンスに釘付けになっています。