弘前公園の追手門の前の外堀を観察していると、花筏が少しずつ堀の端の方へと押し流されていきます。そこをよ~く見てみると…

※高松未由樹記者
「堀に溜まっていた花びらがどんどん流れ出ていきます。このあと、どこへいくのでしょうか?」

外堀の端にある排水口からは桜の花びらがどんどん流れ出ていきます。そして次に、たどり着いたのは隣の堀です。
※弘前市公園緑地課小友周吾さん
「向こう側がいっぱいになって流れてきて、今度こっちに溜まって、ここの水位が上がって向こうに流れていく」


水が流れ込んでいる堀を観察してみると、ゆっくりゆっくり、少しずつ水位が上がり、花筏が動いていることがわかります。
弘前公園 堀の水の流れは

弘前公園の堀は、外堀、中堀、内堀と三重になっています。
中堀の水は半時計回りに流れて内堀を通り、蓮池を経由して「二階堰(にかいぜき)」と呼ばれる用水路へ。外堀の水は市民会館の近くから半時計回りに流れて西堀に合流し「大久保堰(おおくぼぜき)」という用水路へ、それぞれつながるようにつくられています。

※弘前市公園緑地課 小友周吾さん
「水位を上げて越流させて次の堀へ次の堀へと高低差を利用して流している」
「昔の方の知恵でつくったところがすごいと思う」
