非常に強い寒気の影響で青森県内は25日全域で荒れ模様、最高気温は平地でもマイナス6℃前後と厳しい寒さとなりました。26日も引き続き強い風と低温に注意が必要です。

※高山基彦キャスター
「午後1時半過ぎの黒石市です。ホワイトアウト状態です。運転していて怖いです」

前を走行する車が防雪柵の切れ目のところで確認できなくなるほどの吹雪。非常に強い寒気の影響で県内は未明から荒れ模様となりました。

強い風で雪が舞い上がり、ホワイトアウト状態のため、日中でもライトを点灯し、スピードを落として走行する車が多く見られました。気温も上がらず厳しい冷え込みに。最低気温は平川市碇ヶ関でマイナス11℃、むつでマイナス10.7℃、八戸と弘前でマイナス10.1℃など23の観測地点のうち12地点で今季最低を観測。日中の最高気温も八戸のマイナス6.3℃が最も高く、青森市ではマイナス7.4℃までしか上がりませんでしたが、雪かきや犬の散歩をする人の姿も。

※青森市民は
「寒くて大変です。散歩だけは行かなければならないので体にこたえますね
「(雪かき)やっている時は大変だと思いますが、お年寄りには体を動かすいい機会だと思って前向きにやってます」

寒波の影響で交通機関に乱れが出ています。空の便は青森空港、三沢空港ともに全て欠航となりました。このため、新青森駅には予定を変更して新幹線を利用する人が多く見られました。

※新幹線を利用する人は
「JALが欠航になったので新幹線できました」

※新幹線を利用する人は
「全便欠航になったので新幹線で。札幌まで新幹線と特急使って」

JRでは在来線の奥羽本線や五能線、大湊線などで運休や遅れが相次ぎました。気象台によりますと、冬型の気圧配置は26日も続く見込みで、26日午後6時までの降雪量は、津軽、三八上北、下北のいずれ多い所で、山沿いで50センチ平地でも20センチと予想されていて、大雪による交通障害への警戒が必要です。また、気温の低い状態が続くため気象台は水道管や路面凍結に注意するよう呼びかけています。