年齢によって聞こえ方が違う不思議な音があります。

※音源「カシャー」これは、携帯電話に搭載されたカメラのシャッター音です。テレビの前の皆さんにはどう聞こえましたか?もう一度、お聞きいただきます。

※音源「カシャー」20代の記者と50代のディレクターが聞いてみると…
※20代の記者「私には“エーアイアイ”と聞こえました。」


※50代のディレクター「“撮ったのかよ”に聞こえます。」



弘前大学大学院の松原教授は、この音は高い周波数と低い周波数が同時に流れていて、若い人は高い音を聞き取るのが得意な傾向にあるため、赤ちゃんの声のような高い音が聞き取れ、高い音が聞こえにくくなっている人には周波数の低い男性の声に聞こえると推測します。

ただ、この「加齢性難聴」、決して“病気”ではありません。

※松原教授
「今までの生活を反映しているので、例えばここら辺でいうと農作業とかでいろんな音を聞いていたりだとか、そういったことがずっと積み重なってきていて細胞がだんだんと疲れてやられてきてしまって能力が下がってしまう、ですのでいいとか悪いとかではない」

しかし、若いにも関わらず高い周波数の音が聞こえにくい場合には、何か原因があるかもしれないと松原教授は言います。