「タコの道具」と呼ばれる食材を使った下北地方の郷土料理に21日、大学生たちが挑戦しました。

「タコの道具」とはタコの内臓の呼び名で色は真っ白です。魚介類の内臓を「生きるための道具」と呼ぶことからこの名が付いたといいます。むつ市で開かれた料理教室には下北の食文化を学ぼうと青森大学の学生9人が参加し、「タコの道具」を使った郷土料理に挑戦しました。

下北地方では、タコの頭と足を出荷したあと、漁師のまかない料理として親しまれてきましたが、見たり食べたりした経験のある学生は誰もいません。野菜と一緒に煮込んだ「道具汁」とニラを加えた炒め物の2品を完成させると、見た目のインパクトが大きかっただけにおそるおそる口へと運んでいる様子でした。果たして、感想は?

※学生は
「食べたことのない食感。レバーともホルモンとも言えない、その中間くらいでおもしろい」
「最初はワーという感じだが、食べたらおいしい」
「とにかく海鮮の味。一度食べてみたほうが良い」

普段、ほとんど流通しない「タコの道具」ですが、学生たちには「おいしい」「食感がおもしろい」と好評だったようです。