青森県十和田市の農家が田んぼで「クマ」と遭遇した瞬間を撮影しました。
農家は、複数人で行動することなどを徹底し、警戒を強めています。
地面を踏みしめるように歩く1頭のツキノワグマ。
人がいることに気付いてはいますが、止まることも逃げることもせず、歩きつづけます。
さらには、睨むようにこちらへ目向けると、そのまま近づいてきて車の真横を通っていきます。このあとは、こちらをふり返ることもなく去っていきました。
映像が撮影されたのは、十和田市伝法寺の田んぼの周辺です。
農家の小笠原洋平さんが10日、水の管理をするために田んぼを訪れたときにクマと遭遇しました。
小笠原洋平さん
「ドアを閉めてロックをかけて、エンジンがかかっている状態で止まっているから、こっちには来ないかな、まっすぐ行くのかなと思っていたら、角でこっちに曲がってきた。なかなか貫禄があって…。あれはちょっと命の危険を感じるような大きさだった」
小笠原さんは、田んぼのほかにも近くにニンニク畑があり、仕事をするうえでこの場所は避けて通れません。いまはクマ対策を強化していて、複数人で行動することや花火で大きな音を出すことを徹底するようにしています。
小笠原洋平さん
「ロケット花火をあげたりとか、なるべく複数で作業するようにしています。人がいるから大丈夫かなと思いながらも…、警戒を怠らずにやっていきたい」
小笠原さんの田んぼから数百m離れた所には別の農家の畑もあり、地域の人はクマの出没に不安を募らせています。
近くの農家
「びっくりして怖い。ここにきて20年くらい作業はしているが、この地区では初めて聞いた。周りを見回して、いるかいないか確認しながら作業しなければならない」
十和田市内のクマの出没情報は、今年度すでに55件にのぼり、2025年の同じ時期の2倍以上となっていて、クマへの対策は不可欠となっています。
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