過去最多を更新するクマの出没に、青森県が新たな対策を打ち出します。クマの出没状況を管理するシステムを導入し、作業によるタイムラグなく情報を発信できるようにする計画です。
青森県内のクマ出没件数は、11月24日現在で2796件、前の年の同じ時期を2000件以上上回り、過去最多を更新しています。
こうした情報は現在、県職員が1件ずつ手作業で入力し、「ツキノワグマ出没マップ」を運用しています。
これを、秋田県の「ツキノワグマ等情報マップシステム」通称“クマダス”のように一般の人が自ら目撃情報を入力できるようにすることで、タイムラグなく情報を発信できるようにするということです。
また、青森県の公式LINEと連動させ、スマートフォンからも確認できるようにする計画です。
青森県は、こうしたクマ緊急対策事業を含んだ総額247億円の補正予算案を、12月1日の県議会一般質問で追加提案する予定です。












