「東北電力東通原発」で、性能試験の記録が不正に作成されていた問題で、26日に東北電力の金澤定男 副社長が青森県東通村の村議会の全員協議会に出席し、陳謝しました。
東北電力 金澤定男 副社長
「地域の皆さまには、大変はご心配とご不安をおかけしていることに対して、深くお詫び申し上げます」
この問題は、東通原発で外部からの侵入を監視するセンサーやカメラについて、2018年度から性能試験の一部を実施していなかったり、他の記録を流用して不正に記録を作成したりしていたものです。
26日の村議会全員協議会の中で議員からは、今回の問題を受け、東通原発1号機の再稼働に向けたプラント審査への影響などを問う声があがりましたが、金澤 副社長は審査に影響がないよう今回の問題についても、第三者の意見も取り入れた根本的な原因も含めた再発防止対策を作っていく考えを示しました。
東北電力 金澤定男 副社長
「今回の事案とプラント審査は、我々は切り離してしっかり対応していく。検査に対する意気込みがどうだったのか、そういった背景要因がだいぶ重要でございますので、第三者の目も入れながら、しっかり対応して、こういった行為が二度と起こらないようにしていきたい」
東北電力は、2026年2月までに原因分析の結果などを取りまとめた改善措置計画を原子力規制庁に報告することにしています。












