日本原燃の増田尚宏 社長は10月24日、六ヶ所再処理工場で部品の交換作業をしていた男性作業員が放射性物質を体内に取り込んだ恐れがあることについて陳謝しました。
日本原燃 増田尚宏 社長
「(作業員が)体内に放射性物質を取り込む恐れがある状況を発生させてしまい、ご本人・ご家族の皆さまに心よりお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。また、地域のみなさまにも大変ご心配をおかけし、申し訳ございません。改めてお詫びいたします」
日本原燃の増田尚宏 社長は30日の定例会見で、40代の男性作業員が放射性物質を体内に取り込んだ恐れがある事案への対応状況などを説明しました。
作業員は10月24日に、六ヶ所再処理工場で防護マスクのフィルターを交換するさいに、放射性物質を体内に取り込んだ恐れがありました。
現在のところ、男性に体調の変化は確認されていません。
原燃は、今回の事案が起きた要因について、マスクのフィルターを交換するさいテープの貼り方に問題があり、作業員が十分に呼吸できなかったうえ、息を止めて交換する認識が不足していたことなどを可能性としてあげています。
日本原燃は、作業員が内部被ばくしたか調査しながら対策を講じる方針です。












