※(2003年当時)八食センター 福田眞幸理事長
「たくさん(お客さんに)来ていただいてますけど、八食センターの力以外のものでお客さんに来てもらっているというのは大きいと思う。いかに八食センターをリピートしてもらうかというのは、来年以降我々の実力が試される」


課題であるリピーター確保にいま、大きく貢献しているのが七輪村(しちりんむら)です。市場内で購入した食材を炭火で焼いて食べられるところが観光客の心をつかみ、いまは年間7万人以上が訪れる人気スポットになりました。


※東京から来た人
「(東京)都内でこういうのはあまりないですよね。何でも買ってすぐに焼けるというのは」


※群馬から来た人
「最高ですね。2度目なんですけど、またもう一度来たいと思って来ました。」


こうした買い物客の動きにあわせ、各店舗とも七輪で焼きやすいように串をさしたものを販売するなど知恵を絞っています。


※八食センター 福田眞幸元 理事長
「実際には新幹線の力が大きかった。組合の各店舗もお客様を迎え入れる気持ちや体制をそれぞれが作ってくれたので、集客につながり維持できた」


様々な努力を重ねた結果、八食センターの入店客は東北新幹線が全線開業した2010年度に340万人を記録しますが、その後は、減り続け、コロナ禍となる前の2018年度には259万人。八食センターは、さらなる対策を模索しています。


※八食センター 上平靖文 理事長
「日々リニューアルを心がけて運営しているので、次来たらまた何か期待できる八食センターというような施設にしていきたい」


東北新幹線八戸開業から20年。これから、さらなる発展へつなげるためには、八戸の食文化をどう磨き上げて情報発信していくかが鍵となります。