青森県五所川原市のショッピングセンター「ELM(エルム)」などがルートに入った、4つの路線バスが9月末で運行を終了します。これを受け、新たにAIを活用した乗合タクシーが運行をはじめることになりました。
10月1日から運行をはじめるのは、AIを活用した乗合タクシー「ごしょくる」です。
五所川原市と「ELM」を運営する五所川原街づくり株式会社が持続可能なまちづくりの一環として計画しました。
きっかけとなったのは、弘南バスが運行している路線バスのうち、「みどり町環状線」をはじめ4つの路線が運転手不足などにより、9月末で運行を終了することです。
これにかわり、10月1日から毎日午前9時~午後6時まで運行するのが「ごしょくる」です。
市内の168か所で乗り降りすることができ、9人乗りのタクシーで運行されます。
大きな特徴は、複数の人の予約を受け付けるとAIが効率的に巡る運行ルートを考えて配車することです。
予約は、電話や専用アプリで1週間前から当日の30分前まで受け付けていて、運賃は小学生以上300円、ELM発着に限り200円となっています。
五所川原市 佐々木孝昌 市長
「AIデマンド交通は、これから主流になるだろう。これをきっかけに、高齢者を含めた人が活発に活動してくれれば」
また、26日は佐々木孝昌 市長と五所川原街づくり株式会社の山崎淳一 社長が包括連携協定書にサインし、災害が発生した時に「ELM」を緊急避難場所として開放することや、店舗から食料品を提供するのにあたる調整などで協力することになりました。