各地で本格的な稲刈りシーズンを迎えるなか、稲わらを焼却せず土壌への「すき込み」や畜産への有効利用を推進する巡回指導キャラバンがはじまりました。
「西北地域稲わら有効利用推進キャラバン」は、青森県やJAなどの機関が稲わらを堆肥などに有効活用することで、焼却ゼロを目指そうと生産者に呼びかけるものです。
稲わらを野焼きする“わら焼き”は、減少傾向にあるものの、一部の「ほ場」では、依然として稲わらが焼却されていて、発生する煙が交通障害の原因にもなります。
県は2010年に“わら焼き”を防止する条例を整備し、一時、県全体で25%だった稲わらの焼却率は近年では1.1%まで減りました。
稲わら有効利用キャラバン隊は4つの班に別れ、西北地域の「ほ場」をまわり、稲刈りを行う農家に水田への「すき込み」による土づくりや、家畜の飼料としての有効利用と焼却防止を呼びかけました。