陸上とゴールボールでパラリンピックに4大会連続で出場した、青森県八戸市出身の天摩由貴さんが9日、地元の高校生に夢を実現するために大切なことを伝えました。
パラリンピアンの天摩由貴さん(35)は、八戸工業大学第二高校で講演し、夢を実現するために大切なことを伝えました。
天摩由貴さん
「きのうよりちょっとだけがんばってみようという、その気持ちが、すごく大事なんだなと思うようになって、そういうことの積み重ねが自分の夢の実現だったり、目標の達成につながってくんだなというふうに、だんだん考えられるようになってきて、本当にその積み重ね」
天摩さんは、生まれつき視覚障害があるパラアスリートです。パラリンピックでは、ロンドン大会に陸上競技で出場も結果を残せず、ゴールボールに転向して東京大会では銅メダルを獲得しました。
こうした経験を踏まえて、生徒たちに「後悔しない道を選んでほしい」と呼びかけました。
生徒は
「銅メダルでも満足しない。そこで悔しいと思って将来に進んでいく姿勢がかっこいいな、尊敬すべきところだなと思った」
「努力を継続して、どんなに壁に当たったとしても、くじけずに努力をひたむきにし続けているのは、すごく尊敬の念をいだきました。後悔のない選択をするというのが非常に胸にささりました」
生徒たちは、夢の実現に向けて努力をすることの大切さを改めて学びました。