「好きになっちゃった」女性の感性で広がる日本酒の魅力

日本酒離れという課題を解決するため立ち上がったのが日本酒好きの女性で結成されたグループ『和酒女子』(わしゅじょし)です。

『和酒女子』生出恵美子さん
「とにかくお酒が好きという女性の集まりなんです。日本酒を多くの方々に知っていただきたいと思って、酒粕を使った石鹸をワークショップで作ったり、県外の方々にも広く知っていただく活動をしています」

普及活動の一環として、オリジナルの日本酒造りも行っています。
今シーズンで10作目となる『特別純米 好きになっちゃった』(2025年9月5日発売)は、女性ならではの感性で作られた一本。
ほんのりとフルーティーで甘い香りが特徴で、全体的に華やかさがあり、口当たりに甘みを感じる飲みやすいお酒です。特別に試飲させてもらいました。

特別純米『好きになっちゃった』(2025年9月5日発売)

俵谷理瑶アナ
「ほんのりとフルーティーで甘い香りがします。飲み口がすっきりとし、全体的にフレッシュで華やかさもありつつ、甘みを感じて飲みやすいですね」

節目の限定酒ということで、ラベルも華やかです。

日本酒のハードルを下げるユニークなラベルデザイン

ラベルデザインを担当したデザイナーの吉田進さんは、「おかめちゃんは頬が赤くなっていて、お酒が好きということが表現できているし、女性らしさも踏まえられているんじゃないかなと思っています」と説明します。

ラベルの背景部分には“十和田”という文字を敷き詰め、十和田市の街並みや通りの縦横無尽な感じを表現したそうです。

日本酒の魅力を広げる新たな試み

日本酒の魅力を広げる試みはこちらでも。
十和田市のジェラード専門店『KIBI GELATO』では、『鳩正宗』とコラボレーションした『鳩正宗 甘酒ジェラート』が開発されました。

「鳩正宗 甘酒ジェラード」はパッケージに鳩正宗のロゴが入っている

『KIBI GELATO』久慈日和さん
「酒粕から作った甘酒ならではの優しい甘さと、体に優しい仕上がりになっています。地元なので、絞りたての酒粕を持ってきていただき、すぐに甘酒にしてジェラートにしているので、雑味や臭みがないです。アルコール分を飛ばしているので、アルコールが苦手な方でも、十和田の地酒の風味を楽しんでいただける商品です」

『鳩正宗 甘酒ジェラート』は十和田市観光物産センターと道の駅十和田とわだぴあで購入できます。(『KIBI GELATO』では販売していません)

最後は、自身も酒造りに携わるという店主が切り盛りする居酒屋で、日本酒にベストマッチな一皿をいただきます。