サッカーJ3ヴァンラーレ八戸は6日、J2昇格に導いた石崎信弘監督(67)の退任を発表した。
石崎監督は広島県出身の67歳。1991年の東芝コーチとして指導者のキャリアを開始。95年にNEC山形(現J2山形)監督に就任。その後、2006年柏、11年札幌、14年山形をそれぞれJ1昇格に導く。23年に八戸の監督に就くと、同年クラブ史上最高の7位、昨年は11位。3年目の今季は徹底したフィジカルを基盤として堅守の戦術が浸透。今季最終琉球戦で八戸をクラブ史上初のJ2昇格に導いた。

【石﨑監督のコメント】
この度、ヴァンラーレ八戸の監督を退任する事を決断いたしました。クラブの悲願であったJ2昇格を果たし、新たなステージへ向かうこのタイミングで自分がチームを離れるのは大変心苦しい思いです。それでも家庭の事情により生活環境を変える必要があり、熟考の末、この決断に至りました。就任以来、選手.スタッフとともに日々努力を重ね、スポンサー、サポーターの皆さまの力強い後押しのお陰で、ここまでチームを前進させる事が出来ました。支えて下さった全ての方々に心から感謝しています。J2という新たな舞台に挑むチームが、より大きな飛躍を遂げる事を心より願っています。3年間という間ではありましたが、本当にありがとうございました。
【下平賢吾社長のコメント】
まず初めに、クラブを代表して石﨑監督へ、心からの感謝を伝えたいと思います。3年間、一切のブレなくトレーニングを実行し、試合終盤でも相手チームを圧倒する運動量と選手の組織への献身力は、石﨑監督のマネジメントによるものでした。その選手の姿は、観る者を感動させてくれました。一人の人間としても、ヴァンラーレ八戸に関わる全ての皆様と誠実に向き合ってくれました。引き続きチームを率いていただきたいというクラブの総意でした。それが叶わないことは非常に残念ですが、石﨑監督の意思を尊重することとなりました。石﨑監督が成長させたチームをさらに成長させなければなりません。全緑で取組み体制を整えて新たなステージに臨むことをお約束致します。「この街にはヴァンラーレ八戸がある」皆様が誇れるクラブへ皆様と共にこれからも歩んで参りますので変わらぬご支援・ご協力お願い申し上げます。












