“梅雨だる”になりやすい人の特徴は『亀首』

理学療法士 山内義弘さん
「いわゆる“亀首”です。PCワークやスマホの見過ぎの影響で、ずっとこういう姿勢(前かがみの姿勢)をつくってしまう。そういう方は梅雨の時、よりその症状が助長される」

“スマホ首”とも言われる、こうした姿勢の人は“梅雨だる”になりやすいようです。通常であれば、低気圧に体が対応できても、“亀首”の人は胸ではなく首で浅い呼吸をする癖がついているため、すでに自律神経が乱れていて、環境の変化になかなか対応できないということです。

この“亀首”ですが、山内さんは絆創膏2枚で和らげることが期待できるといいます。薬指の第一関節に左手の場合は、自分から見て反時計回りに絆創膏を巻いてください。こうして皮膚が引っ張られることで、脳が手の筋肉に外へ向くよう命令して、腕、そして肩が開いて深い呼吸ができるようになるということです。これを両手の薬指にしてください。

また、さきほど不調の原因として挙げた湿度、日照時間も寝具を高温で乾燥させたり、晴れ間で日光を浴びるよう心掛けることで改善が期待できるということです。