宵宮の「復活」目指して集まった仲間 全員でつくりあげる地域の伝統

地域の伝統行事を復活させたい―。
その思いで動いたのが、浦町地区出身の鈴木麻理奈さんです。鈴木さんは実行委員会を立ち上げ、メンバーを募集。中学生~80代までの17人が宵宮復活の仲間となりました。

浦町神明宮前夜祭実行委員会 鈴木麻理奈さん
「私も全然知らない方が集まったので、どういう方なのかなと思っていたが、実際に会議で意見を振ったときに、皆さんちゃんと考えて答えてくれるんです。色々な意見をくださるので、すごくうれしく感じました」

前日には、チケットの作成や案内板の制作などを行い、子どもたちも一緒につくりあげました。

実行委員会の中学生
「(作業は)最初のほうは、結構ぐちゃぐちゃでした」

実行委員会の中学生
「当日は色々な人に来て、楽しんでもらいたい」

長年神明宮を守ってきた責任役員の木村克己さんも、歴史の継承に期待をかけています。

浦町神明宮 責任役員 木村克己さん
「こういう(提灯を下げるなどの)作業は、まだ私たち役員や世話役がある程度しているが、実行委員会にも肌で感じてもらって、来年からはまた別な形での協力もしてもらえるのではないか」