青森県の宮下宗一郎 知事は、都道府県単位では全国で初めて「高血圧ゼロのまち」を目指す事業に取り組むことを明らかにしました。高血圧の治療をはじめた人などにプレゼントをする事業を3日からはじめます。
青森県 宮下宗一郎 知事
「高血圧ゼロの県を目指していきたい」
宮下知事は、定例会見で日本高血圧学会から都道府県単位では全国で初めて「高血圧ゼロのまち」のモデルタウン事業に認証されたことを受け、新たな事業を展開すると発表しました。
高血圧は、血圧の数値が最大140以上、最小90以上で判定されます。
40歳以上の県民のうち、高血圧で治療をしていないのは14万9000人で、全体の2割ほどにのぼると推計されます。
これを受けて、県は新たなキャンペーンを6月3日~2026年2月末まで行うことを明らかにしました。
対象は、血圧を下げる降圧剤を初めて処方された人と、高血圧の治療の有無に関わらず血圧を10回測定した人です。
最大1万円の「商品券」や「減塩商品」などが当たる抽選に応募できます。
青森県 宮下宗一郎 知事
「病気に直接アプローチする部分はどこかと言えば『高血圧』だと思う。寿命に直接アプローチする部分を、今回捉えて政策の形にした。多くの皆さんに取り組んでいただけることで、確実に死亡率は低くなると考える」
県は、高血圧の治療を通して生活習慣病の改善に加え、健康寿命を延ばすことを目指しています。