アメリカ軍三沢基地に配備されているF16戦闘機を、最新鋭ステルス戦闘機F35Aに置き換える計画について、青森県三沢市の小檜山吉紀市長は「やむを得ず了承した」との見解を示しました。

27日の定例会見で小檜山市長は、5月21日、アメリカ国防総省が進めるF16戦闘機の機種更新計画の一部について、東北防衛局から報告があったと述べました。

計画では、2025年夏ごろからF16戦闘機、あわせて36機をようする飛行隊が三沢基地から撤退を始め、2026年春ごろからF35A戦闘機の飛行隊と順次、置き換わり、48機が配備になる予定です。

小檜山市長は計画に了承したことを明らかにした上で、「やむを得ない判断だった」との見解を示しました。

三沢市 小檜山吉紀 市長
「今般の機種更新については、国の重要な政策であることなど総合的に勘案した結果、了承するという、やむを得ない判断に至った」

F35AはF16より騒音が大きく、市は今後、国に対して近隣地域に必要な騒音対策や移転対策を図るよう要望するとしています。