この冬の記録的な豪雪についてです。青森県の宮下宗一郎知事は、被害を受けた農家などに対する支援策として、今の議会中に補正予算で対応することも含め検討する考えを示しました。

県議会は3日、一般質問の代表質問が行われ、自民党の三橋一三県議がこの冬の記録的な豪雪による農林水産業の被害への対応について県の考えを質しました。

県のまとめでは、3日午前9時時点の被害額は約2億円にのぼっています。

積もった雪によってリンゴの木の枝が折れる被害が11市町村で、農業用ハウスの損壊は16市町村で225棟、確認されています。

こうしたことを受け宮下知事は、被害を受けた農家などに対する支援にとして、いまの議会中に補正予算で対応することも含め検討する考えを示しました。

青森県 宮下宗一郎 知事
「被害にあわれた生産者に寄り添い、これからも安心して経営を持続できるよう、リンゴ枝折れ・農業用ハウス・畜舎など定例会の会期中における補正予算での対応を含めて、再生産に向けた支援を検討いたします」

また、農業被害と並んでこの冬に課題となった道路の除排雪については、今後も国や市町村、関係する業界との連携を強化しながら、デジタル技術の活用を図って効率化に取り組むとしました。