かつてのサケ漁の様子は… 9万匹近くも獲れた過去


1998年の映像です。サケを獲るのは9月~翌年の1月までで、シーズンが到来すると漁協は活気に溢れていました。近年も漁獲数は県内1位で、2015年と18年のシーズンは9万匹近く獲れましたが、その後は急激に落ち込み、昨シーズンは過去最低の151匹にまで減りました。

今シーズンは10月末の時点で192匹、昨シーズンほどではありませんが、依然として厳しい状況が続きます。
奥入瀬川鮭鱒増殖漁業協同組合 戸来敏幸 組合長
「漁師にサケを獲ってもらうために、ふ化放流しているから、卵がとれないと海でも獲れない。国民の貴重なタンパク源がなくなる。このままいけば青森県・日本のサケがなくなるのではないか。そういう危機感があります」

なぜ、遡上するサケは激減しているのでしょうか―。