一族が守り続けてきた“白い”タンポポ

ポットに植えられているのは、東北地方では希少なシロバナタンポポの種です。板柳町で11月4日に開かれたワークショップで、町内外から参加した人たちが保全活動の一環として種をまきました。企画したのは、地元の北畠清美さんです。

シロバナタンポポを保全する 北畠清美さん
「すごくワクワクした顔が見られて嬉しい。自分だけだと引き出しの限界もあるし、体力の限界もある」
シロバナタンポポは西日本に多く分布する植物で、東北では自生することが難しく、人の管理が必要とされています。

板柳町には、江戸時代に紀行家の菅江真澄が持ち込んだとされています。その貴重な株を代々守ってきたのが北畠家でした。