青森県七戸町でトラック運転手の男性の遺体が見つかった事件で、男性に暴行を加えて連れ去るなどしたとして監禁などの罪に問われた男に対し、青森地裁は懲役3年・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、本籍が七戸町の町屋勝彦被告(53)です。判決によりますと、町屋被告は2024年1月、七戸町に住むトラック運転手の男性を自宅から誘い出したうえ、暴行などを加えて車で連れ去り、監禁した罪などに問われていました。

28日に開かれた判決公判で、青森地裁の藏本匡成裁判長は「一定の計画性が見られ、安易に依頼に応じたことは誠に短絡的」としながらも「共犯者の指示に従って行動する従属的な立場にあったことは否定しがたい」として、町屋被告に懲役3年・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

この事件を巡っては、町屋被告を含め男女5人が監禁や傷害致死などの罪で起訴されていて、判決を言い渡されたのは町屋被告が初めてです。