雪国では生き残るのが難しい「シロバナタンポポ」

「かわいい!写真映えしやすいね」子供たちが手にしているのは、東北地方では希少なシロバナタンポポ。5月3日に板柳町で開かれたワークショップで花壇に植えられました。

参加した子ども
「白いタンポポ、初めて見た。元気に育って、でっかくなってほしい」

シロバナタンポポは、西日本に多く分布していて、雪国である青森県では人の手で管理しないと生き残るのが難しいとされています。その数少ない県内の栽培地が、室町時代に北畠家の拠点として築かれた古館城の跡です。

シロバナタンポポは、江戸時代に紀行家・菅江真澄が持ち込んだとされていて、代々、北畠家が受け継いできました―。