犯罪を防ぐ効果も高いとされる『防犯カメラ』。青森市では、地区の防犯協会が12日から3台の運用を始めました。ただ、協会などが設置したカメラは青森市では24台で、八戸市の10分の1以下にとどまっています。
通行人や車両の様子を記録する『防犯カメラ』。12日は、青森市浜田地区にある青森銀行ローンプラザ青森支店を始め、3か所で運用が始まりました。
いずれも、人と車の往来が多い道路や通学路に面していて、地域の安全を守ることに貢献します。
青森銀行ローンプラザ青森支店 渡辺将理チーフプランナー
「ここは商業施設も近く夜間で営業する店も多いので、朝から夜も含め人通りも多いところですので、今回、防犯カメラを設置することで犯罪の未然防止と検挙に役立てていけたら」
このカメラを設置したのは、青森地区防犯協会で。市内の企業や団体からの支援金134万円をもとに導入しました。12日は、青森警察署で防犯カメラの運用開始式が行われ、犯罪の抑止や警察の捜査に役立てるため今豊会長は、さらに増設する考えを示しました。
青森地区防犯協会 今豊 会長
「これからも防犯カメラをさらにつけていくということが犯罪防止に重要かなと思います」
防犯協会と各自治体によりますと、青森市内で設置されている防犯カメラは12日現在で24台にとどまり、八戸市の300台以上、弘前市の130台以上を大きく下回っています。
こうした状況を受け、青森市は新年度当初予算案に防犯カメラを設置する補助事業を盛り込んでいて、約60台増やす計画です。