言語学習アプリを通じて知り合った、自称韓国人男性から暗号資産取引を勧められ、青森県内に住む30代の女性が、約539万円分の仮想通貨(約34,383USDT)をだまし取られたとして、警察はSNS型ロマンス詐欺事件とみて、捜査するとともに、注意を呼び掛けています。

被害にあったのは、青森県内に住む30代の女性で、2024年4月、言語学習アプリを通じて知り合い、韓国語の指導を受けていた、自称韓国人男性の『キム』から「仮想通貨を利用して利息で利益を得ているので、やってみないか?」などと、暗号資産取引を勧められました。

女性はその後、指定された暗号資産取引所へのアカウント登録を行い、4月15日~19日までの間に、3回にわたり、運用資金として約3,904USDT分の仮想通貨を『キム』に指定されたサイトの仮想通貨ウォレットに送金。

投資内容を『キム』から教えられたサイト上で確認したところ、利益が出ていたことから、これを引き出そうとカスタマーセンターに問い合わせたところ「引き出すためには手数料や残金に対する税金が必要です」などと言われたということです。

女性はその言葉を信用して、4月19日~26日までの間に5回にわたって出金手数料などの名目で約30,479USDT分の仮想通貨をカスタマーセンターに指定されたサイトの仮想通貨ウォレットに送金。

しかし、その後、更に税金として115万円分の仮想通貨を請求されたことから不審に思い、詐欺被害に気付いたということです。

警察は、SNS型ロマンス(投資)詐欺事件とみて、捜査するとともに、投資話などを勧められた際には絶対に1人で対応しないよう、注意を呼び掛けています。