「能登半島の教訓なども踏まえながら」避難者を守るために…

三沢市では、暖を取るのにも利用できるガスコンロを始め様々な用品を導入しています。

倉島彩能記者
「毛布1枚だけで寒いときには、こちらのアルミシートを重ねることによって温かさをキープすることができます」

三沢市防災管理課 福田高宏係長
「青森県は北国ですので、寒い時期に何かが起きた時に対応できるような備蓄品を進めていかなければいけないということが重要だと思っています」

一方で県も準備を進めていますが、必要な備蓄数量が多く、確保しきれていません。今年度末に確保できると見込んでいるのは、アルファ化米が必要となる量の47%、長期保存水が54%、携帯トイレが33%でした。

県はこれからも備蓄の積み増しをしながら、今回の能登半島地震で判明した教訓をもとに新たな体制の構築に乗り出す方針です。

県 防災危機管理課 屋崎雪絵さん
「能登半島でも、物流が途絶えてしまったことがありました。そうなった時のことを想定して、どういう風に備蓄を進めていくべきなのか、冬の寒い時期の備蓄品目をどうするのか、能登半島の教訓なども踏まえながら再検討していこうと県では考えています」

三方を海に囲まれて災害のリスクが大きい青森県。避難者を守るためには住民と関係機関が日頃からどれだけ準備できているかが問われます。